サーティワンでアイスクリームをテイクアウトした際、保冷用に入っているドライアイスの扱いに困ることはありませんか。ドライアイスは非常に便利な保冷剤ですが、正しく処理しないと思わぬトラブルを招くことがあります。安全に処分するための基本ルールを確認しましょう。
サーティワンのドライアイスの捨て方は「触らず・密閉せず・換気」がポイント
ドライアイスの処分における大原則は、無理に溶かそうとせず、自然に消えるのを待つことです。二酸化炭素を固めたものであるドライアイスの性質を理解すれば、正しい捨て方はとてもシンプルです。まずは、絶対に守るべき3つの重要ポイントから詳しく見ていきましょう。
ドライアイスは溶けずに気体になるので水にしなくていい
氷は溶けると水になりますが、ドライアイスは「昇華」という現象によって、固体のまま直接気体(二酸化炭素)へと変わります。そのため、氷のように水として流す必要はなく、放置しておくだけで空気中に溶けてなくなります。
無理に水に浸けて溶かそうとすると、急激にガスが発生して周囲が真っ白になり、温度差で容器が割れるリスクもあるため避けてください。基本的には「何もしない」ことが最も効率的で安全な処分方法です。お出かけ先から持ち帰った袋の中にそのまま放置するか、指定の安全な場所に置いておくだけで、数時間後には綺麗に消えてなくなります。
置き場所は風通しの良い場所が安全になりやすい
ドライアイスが気体になるとき、体積は約750倍に膨れ上がります。そのため、処分する場所は空気がこもらない広々とした空間、あるいは風通しの良い場所を選ぶのが理想的です。
狭い部屋や締め切ったクローゼットなどで大量のドライアイスを放置すると、二酸化炭素の濃度が急激に上がり、酸欠状態になる恐れがあります。キッチンの換気扇の下や、少し窓を開けたベランダに近い場所など、空気が循環する場所を選んで置くようにしましょう。また、足元などの低い場所は二酸化炭素が溜まりやすいため、少し高さのある場所に置くのも安全性を高める工夫の一つです。
素手で触ると危険なので持ち方だけは最初に確認する
ドライアイスの表面温度はマイナス78.5度以下と非常に低温です。このため、ほんの数秒でも素手で直接触れると、皮膚の組織が凍りつき、重度の「凍傷」を引き起こす危険があります。
保冷袋から取り出す際は、必ず厚手の軍手やトングを使用し、肌が露出していない状態で扱うようにしてください。もしお子様と一緒にアイスを楽しむ場合は、事前に「これはとっても冷たくて火傷みたいになるから、絶対に触っちゃダメ」としっかり伝えておくことが大切です。トングがない場合は、割り箸などを代用して、物理的な距離を保ちながら扱うようにしましょう。
子どもやペットが触れない距離に置くのが安心
ドライアイスは真っ白な煙(霧)が出るため、お子様やペットにとっては非常に興味を惹かれる対象になります。しかし、その好奇心が凍傷や酸欠の原因になりかねません。
処理をする際は、必ずお子様の手が届かないカウンターの上や、ペットが入り込めないエリアに置くように徹底してください。また、ドライアイスが入った袋をゴミ箱に捨てる際も、完全に消えてなくなるまでは注意が必要です。完全に小さくなって消滅するまでは、家族全員が「そこには危険なものがある」と認識できる状態で管理することが、テイクアウト後の安心に繋がります。
サーティワンのドライアイス処理がラクになるおすすめアイテム
ドライアイスを安全に、そして効率よく扱うためにあると便利なアイテムをまとめました。
| カテゴリ | おすすめのアイテム例 | 特徴・使い方 | 公式・参照先 |
|---|---|---|---|
| 保護用手袋 | アイシス クライオグローブ | 超低温作業用。極寒のドライアイスもしっかりガード。 | アイシス公式サイト |
| 取り扱い道具 | パール金属 キッチン用トング | 長めのトングで距離を保ちながら安全に移動。 | パール金属公式サイト |
| 保冷バッグ | サーモス ソフトクーラー | ドライアイスを長持ちさせたい時の予備保管に。 | サーモス公式サイト |
| 温度管理 | タニタ デジタル温度計 | 容器や周囲の冷え込みを確認する目安に。 | タニタ公式サイト |
冷たさ対策の手袋:アイシス クライオグローブ/厚手ゴム手袋/軍手+ゴム手袋
本格的な作業用グローブが最も安全ですが、家庭にあるもので代用する場合は「軍手の上に厚手のゴム手袋」を重ねるのがお勧めです。軍手だけでは隙間から冷気が伝わることがあり、ゴム手袋だけでは熱伝導を十分に防げません。二重にすることで、冷たさを遮断する効果が高まります。
直接触れない道具:トング/菜箸(長め)/耐熱ミトン
ドライアイスを袋からトレイに移す際は、トングや長めの菜箸を使いましょう。距離を置くことで、ガスが発生した際の跳ね返りや、万が一の接触を防げます。耐熱ミトンも厚みがあるため、掴む際の補助として役立ちます。
保冷バッグ:グローバル アイスクーラーバッグ 8607/厚手保冷トート/保冷リュック
テイクアウトしたアイスをすぐに食べない場合、高品質な保冷バッグに入れておけば、ドライアイスの持ちを良くすることができます。厚手のトート型などは、ドライアイスによる結露を外に漏らしにくいメリットもあります。
クーラーボックス:小型ソフトクーラー/ハードクーラー/発泡スチロールボックス
大量にドライアイスがある場合は、発泡スチロールボックスが最適です。適度な通気性があり、急激な昇華を抑えつつ安全に保管できます。ただし、ハードタイプのクーラーボックスを密閉して使うのは絶対に避けてください。
保冷剤:コーナン オリジナル 保冷剤/ハードタイプ保冷剤/長時間タイプ保冷剤
ドライアイスがなくなった後の補助として、保冷剤を併用するのも賢い方法です。ドライアイスで保冷剤自体をキンキンに冷やしておけば、ドライアイス消滅後も冷たさを維持できます。
結露・濡れ対策:キッチンペーパー/吸水シート/ポリ袋
ドライアイスを置いた場所は、周囲との温度差で激しく結露します。下にキッチンペーパーや厚手の吸水シートを敷いておくことで、床やテーブルが水浸しになるのを防げます。
置き場所づくり:バット(トレー)/新聞紙/段ボール
床に直接置くと、低温によってフローリングが変色したり割れたりすることがあります。金属製のバットや、厚めに重ねた新聞紙、段ボールなどを敷台として使うことで、家を傷めずに処分できます。
温度管理の目安:冷蔵庫用温度計/デジタル温度計/クッキング温度計
ドライアイス周辺がどれくらい冷えているかを確認できれば、処分のタイミングも計りやすくなります。非接触型の温度計があると、触れずに表面温度を確認できて便利です。
自宅で失敗しにくいドライアイスの処分手順
サーティワンの袋から出したドライアイスを、安全かつスマートに消滅させるための具体的な手順を整理しました。この流れに沿って行えば、余計な手間をかけずに済みます。
置く前に下に敷くものを準備して床や机を守る
ドライアイスは極低温のため、直接机や床に置くと、その部分が急激に冷やされて変色や亀裂の原因になります。まずはプラスチックのトレイや厚手の段ボールなど、断熱効果のあるものを準備してください。
新聞紙を数枚重ねて敷くのもお勧めです。新聞紙は断熱だけでなく、結露で発生した水分を吸い取ってくれる役割も果たします。準備を整えてからドライアイスを移動させることで、家の内装を守りながら安全に処理を進めることができます。
ふたをしない容器に移して風通しの良い場所へ置く
次に、ドライアイスを紙袋やプラスチックのトレイに移します。このとき、最も重要なのが「絶対にふたをしない」ことです。ふたをすると、発生したガスが逃げ場を失って爆発する危険性があります。
容器に移したら、キッチンのシンクの奥や、換気扇の近くなど、常に空気が流れている場所に設置します。もし屋外に置くスペースがあるなら、ベランダの隅などが最も安全です。ただし、雨に当たると急激に気化して白い煙が立ち込めるため、屋根のある場所を選ぶようにしましょう。
玄関・ベランダなど空気がこもらない場所で自然に減らす
家族の出入りが少なく、かつ換気が十分な場所として、玄関の土間部分やベランダは非常に適しています。二酸化炭素は空気より重いため、低い場所に溜まりやすい性質があります。そのため、扇風機の微風を当てて空気をかき混ぜるか、窓を数センチ開けておくだけで、ガスを効率よく屋外へ逃がすことができます。
自然に小さくなっていくのを待つ間は、時々様子を確認する程度に留めましょう。急いで細かく砕こうとすると、破片が飛び散って目に入るなどの事故に繋がるため、そのままの形で放置するのが一番の近道です。
完全に小さくなってからゴミとして片付ける流れにする
ドライアイスが米粒くらいの大きさになり、やがて消えてなくなれば処理は完了です。残った包み紙や新聞紙は、濡れている場合があるため、少し乾かしてから燃えるゴミとして捨てましょう。
完全に消えたことを確認するまでは、ゴミ袋に密閉してはいけません。最後までガスが出続けている可能性があるため、「完全に姿が見えなくなってから片付ける」という流れを徹底してください。これですべての工程が安全に終了します。
これは避けたい危険な捨て方とトラブル例
良かれと思ってやったことが、大事故に繋がるケースもあります。以下の4つの行為は、ドライアイスを扱う際に絶対にやってはいけない禁忌事項です。
密閉容器に入れると圧力が上がって危ない
ペットボトルやタッパーなどの密閉容器にドライアイスを入れてフタを閉めるのは、爆弾を作っているのと同じくらい危険な行為です。気化したガスによって内部の圧力が急激に高まり、容器が粉々に破裂して周囲の人に大怪我をさせる恐れがあります。
「もったいないから取っておこう」と魔法瓶などに入れるのも厳禁です。どのような容器であっても、ドライアイスを入れる際は必ずガスの逃げ道(隙間)を確保しておく必要があります。
シンクや排水口に入れると破損や詰まりの原因になる
シンクにドライアイスを放置したり、排水口に流し込んだりしてはいけません。急激な温度変化に耐えられず、ステンレスが歪んだり、排水トラップのプラスチックがパリパリに割れたりすることがあります。
修理費用が高額になるケースも多いため、水回りで処分する際は必ず厚手のトレイなどを敷き、直接シンクに触れないよう配慮が必要です。もちろん、トイレに流すのも便器の破損に繋がるため、絶対にやめてください。
熱湯をかけて急に減らすと飛び散りやすい
早く処分したいからと、ドライアイスに熱湯をかけるのは非常に危険です。一瞬で大量のガスが発生し、熱湯が周囲に激しく飛び散って火傷をするリスクがあります。
さらに、急激な温度変化でドライアイスが弾け、冷たい破片と熱いお湯が同時に飛んでくるという、非常に危険な状態になります。急ぎたい気持ちがあっても、水やお湯をかけるのは避け、自然に消えるのを待つ心の余裕を持ちましょう。
車内や狭い部屋で放置すると換気不足になりやすい
テイクアウト後の車内にお弁当を置いたままにする際は、必ず窓を少し開けるか外気導入でエアコンを回してください。狭い空間に二酸化炭素が充満すると、頭痛やめまい、ひどい場合には意識を失うことがあります。
自宅でも、ペットが寝ている横や、お子様の顔の近くで処分するのは避けてください。二酸化炭素は無色無臭なため、気づかないうちに濃度が上がってしまいます。常に「換気」を意識することが、家族を守るための鉄則です。
安全に片付けてテイクアウトを気持ちよく楽しむコツ
サーティワンの美味しいアイスクリームを満喫した後は、ドライアイスを正しく処理して、後片付けまで完璧に終わらせましょう。
- まずは安全確保: 厚手の手袋やトングを用意し、素手では触らない。
- 場所選び: 換気の良い場所で、下に新聞紙やトレイを敷いて置く。
- 放置が一番: フタをせず、自然に昇華して消えるのを待つ。
- 最後も慎重に: 完全に消えてからゴミとして片付ける。
これらのステップを習慣にすれば、ドライアイスを怖がる必要はありません。冷たさを保ってくれたことに感謝しつつ、スマートに処分して、心地よいテイクアウト体験を締めくくってくださいね。

