ケンタッキーのオリジナルチキンの中でも、持ち手があって食べやすく、ジューシーな「ドラム(脚)」は特に人気の部位です。お子様から大人までファンが多いこの部位だけを狙って注文できるのか、気になる公式ルールや賢い買い方のコツを詳しく解説します。
ケンタッキーでドラムだけ食べたい気持ちをかなえる現実的な考え方
ケンタッキーには「部位の指定は原則お断り」という公式ルールが存在しますが、現場の状況次第で希望が通ることもあります。お店側の事情を理解した上で、どのようにアプローチするのが現実的なのか、まずは基本の考え方を整理しておきましょう。
ドラムが入りやすい注文数の傾向
ケンタッキーのチキンは1羽を9つの部位に切り分ける「9カット」という手法で調理されています。このうちドラムは2本しか取れないため、大量注文の際に「すべてドラムで」といった要望に応えるのは物理的に困難です。しかし、1ピースや2ピースといった少量の注文であれば、在庫に余裕がある限り、お店側が配慮してくれる可能性が高まります。特に1ピース注文の場合は、部位がランダムに選ばれるため、注文時に一言添えるだけで希望が叶うケースが少なくありません。逆に5ピース、10ピースと数が増えるほど、全部位をバランスよく提供するルールが厳格に適用されるため、ドラムだけの割合を増やすのは難しくなると考えてください。
店頭で相談できるケースもある
公式FAQでは「部位の指定はご遠慮いただいております」とされていますが、店舗のカウンターで「もし可能であればドラムをいただけますか」と丁寧に相談してみる価値はあります。店員さんは在庫のバランスを見ながら箱詰めを行っているため、次に揚がる予定や現在のストック状況に応じて、柔軟に対応してくれることがあります。ただし、あくまで「お店のサービス」としてお願いする姿勢が大切です。権利として主張するのではなく、相談ベースで伝えることで、スタッフの方も気持ちよく対応しやすくなります。通らなかった場合でも、他の部位も美味しいのがケンタッキーの魅力ですので、その時の出会いを楽しむ心の余裕を持ちましょう。
混雑時間は希望が通りにくい
お昼時や夕飯時、あるいはクリスマスなどの繁忙期は、チキンの回転が非常に早く、揚げ上がったそばから注文が埋まっていきます。こうした混雑時は、部位のバランスを細かく調整する余裕が現場にないため、リクエストは通りにくくなります。どうしても特定の部位を狙いたいのであれば、平日の午後や開店直後など、店内が比較的落ち着いている時間帯を狙うのがおすすめです。在庫が十分に確保されている状況であれば、1ピース程度の希望なら聞き入れてもらえる確率がぐっと上がります。反対に、行列ができているような状況では、スムーズな提供を最優先するため、部位の指定は控えるのが大人のマナーといえます。
持ち帰りでも温度管理でおいしさが変わる
ドラムは脂身が適度に乗っており、骨から出る旨味が特徴の部位ですが、冷めるとその脂が固まり、美味しさが半減してしまいます。テイクアウトで持ち帰る際は、できるだけ密閉された袋を保冷バッグに入れるなどして、温度を下げない工夫をしましょう。ドラムは肉厚な部位ではないため、冷めるスピードも比較的早いです。また、家に着いてから時間が経ってしまった場合は、そのまま食べるのではなく、正しい方法で温め直すことが重要です。脂が溶けてお肉が柔らかくなった状態で食べてこそ、ドラム特有のジューシーさを堪能できます。持ち帰り時間は、ドラムの美味しさを左右する隠れたポイントです。
ドラム好きが選びやすいケンタッキーの買い方
ドラムを効率よく手に入れるためには、注文するピース数や方法を戦略的に選ぶことがポイントです。2026年現在のサービス状況を踏まえ、ドラムに出会える確率を高めるための具体的な注文スタイルを比較しました。
| 注文スタイル | ドラムのリクエスト可否 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1ピース注文 | 店舗の状況により可 | 最も希望が通りやすい | ピース単価が割高になる |
| 2~3ピース注文 | 店舗の状況により一部可 | 組み合わせの中に含まれやすい | 1個はドラム、残りは別の部位になる |
| パック・バーレル | 相談は可能だが指定不可 | 確実に2本以上は入る | 部位の重複指定はできない |
| ネットオーダー | 指定項目なし | 待ち時間なく受け取れる | 備考欄での指定は原則不可 |
オリジナルチキン1ピースでドラム希望を伝える
最もドラムを入手しやすい方法が、あえて「1ピース」だけで注文することです。セットメニューでも1ピース選べるものがありますが、単品注文の場合、スタッフの方はどの部位を出すか選ぶ工程に入ります。その際、注文の直後に「ドラムでお願いします」と伝えることで、在庫があればそのままドラムを選んでもらえる可能性が非常に高いです。これは、お店側にとっても「1つだけならバランスを大きく崩さない」と判断しやすいためです。1ピースだけで足りない場合は、サイドメニューを充実させることで満足度を補い、メインのチキンは一番好きなドラムで固めるという作戦が、最も確実性の高い買い方といえます。
オリジナルチキン2ピースでドラム入りを狙う
2ピース注文の場合、ケンタッキーの内部ルールでは「大きい部位と小さい部位」を組み合わせるのが基本です。ドラムはサイズとしては中型に分類されるため、もう一つの部位が「サイ(腰)」や「リブ(あばら)」といった大きな部位とのセットになりやすい傾向があります。2ピースのうち1つをドラムにしてもらうリクエストは、比較的受け入れられやすい相談内容です。ただし、「2つともドラムで」という注文は、他のセットのバランスを崩してしまうため、基本的にお断りされると考えたほうが良いでしょう。「一つはドラムで、もう一つはお任せします」と伝えるのが、成功率を高めるコツです。
オリジナルチキン3ピース以上で分散を楽しむ
3ピース以上の注文になると、ドラムが含まれる確率はほぼ100%に近づきますが、同時に他の部位も必ず入ってきます。5ピースで1羽の半分(4.5カット分)を提供することを目指すため、必然的にドラム、サイ、ウィング、リブ、キールがバランスよく混ざることになります。ドラムだけを何本も食べたいという方には不向きかもしれませんが、ドラムを楽しみつつ、他の部位との味の違いを比較できるのがこのピース数の良さです。家族や友人とシェアする場合、「自分はドラム担当」とあらかじめ宣言しておけば、喧嘩にならずに平和にお気に入りの部位を楽しむことができます。
パック・バーレルでドラムの本数を相談する
大人数向けの「オリジナルチキンパック」や、バケツ型の「バーレル」を注文する場合、中には必ず複数のドラムが含まれています。例えば10ピース入りのバーレルであれば、鶏1羽分(2本のドラム)にプラスして、もう1羽分から部位が選ばれるため、少なくとも2~3本のドラムが入ることになります。注文時に「ドラムをできるだけ多めに入れてほしい」といった相談をすることもできますが、全体のピース数に対してドラムだけを半分以上にするような極端な指定はできません。あくまで規定のバランス内での調整となります。お祝いの席などでドラムを多めに確保したい場合は、単品の追加注文も検討しましょう。
ネットオーダーで受け取り時間を指定する
2026年現在、スマートフォンのアプリや公式サイトからのネットオーダーは非常に普及していますが、注文画面には「部位指定」の項目はありません。ネット上の注文は機械的に処理されるため、店頭での口頭相談のような柔軟な対応は基本的には期待できないと考えましょう。ただし、ネットオーダーの利点は、混雑を避けて指定した時間にアツアツのチキンを受け取れることです。ドラムは冷めると美味しさが損なわれやすいため、受け取り時間を正確に指定して、揚げ上がりに近い状態を確保することは、最高のドラム体験をするために重要です。部位よりも鮮度を優先したい場合には、ネットオーダーの活用が賢い選択となります。
ドラムをおいしく食べる温め直しと組み合わせ
テイクアウトしたドラムを最高の状態で食べるには、温め直しの工夫とサイドメニューとの組み合わせが鍵を握ります。ドラムの魅力を最大限に引き出し、最後の一口まで満足感を高めるためのテクニックをご紹介します。
オーブントースターで皮を立て直す
ドラムを温め直す際、最も推奨されるのがオーブントースターです。アルミホイルを軽く敷いて、180度から200度程度の温度で2~3分加熱してください。これにより、油でべたついてしまった皮が再びパリッと仕上がり、スパイスの香りが引き立ちます。ドラムは持ち手があるため、トースターから取り出す際も扱いやすいのがメリットです。焦げそうな場合は上にアルミホイルをふんわり被せると、表面を焦がさず中まで熱を届けることができます。トースターで仕上げたドラムは、まるでお店で受け取った直後のようなサクサク感を復活させることができます。
レンジは短時間で中心だけ温める
電子レンジを使用する場合は、注意が必要です。加熱しすぎると衣が水分を吸ってしまい、ふにゃふにゃとした食感になってしまいます。500Wから600Wの設定で、まずは10秒から20秒程度、中心部を温める程度に留めてください。レンジはあくまで補助として使い、仕上げにトースターで表面を焼く「合わせ技」が最もおいしく食べるコツです。もしレンジだけで済ませたい場合は、キッチンペーパーをお皿に敷いてからチキンを乗せることで、余分な油と水分を吸い取ってくれるため、仕上がりが少しマシになります。ドラムのジューシーな肉質を守るために、加熱のしすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
ビスケットやポテトで満足感を調整する
ドラムは他の部位に比べてお肉の量がそれほど多くないため、サイドメニューとの組み合わせで全体のボリュームを調整するのが正解です。ケンタッキー定番の「ビスケット」は、ドラムの塩気と特製ハニーメイプルの甘さが絶妙なコントラストを生み、食後の満足感を高めてくれます。また、フライドポテトを添えれば、ドラムの持ち手を握りながら片手で交互に食べ進めることができ、テイクアウトらしい楽しみ方が広がります。2026年現在の期間限定サイドメニューも、ドラムのシンプルな味わいを引き立てるものが多いため、ぜひ一緒にチェックしてみてください。
残りはほぐしてサラダやサンドに使う
もしドラムが余ってしまったら、翌日はお肉を骨から外してアレンジ料理に活用しましょう。ドラムのお肉はしっとりとしていて柔らかいため、細かくほぐして生野菜と一緒にサラダに乗せるだけで、豪華なチキンサラダに変身します。また、マヨネーズと和えてサンドイッチの具材にするのもおすすめです。骨からも良い出汁が出るため、スープのベースとして再利用することもできます。お気に入りのドラムを余すことなく使い切ることで、1回のテイクアウトが2度、3度とおいしい体験に変わります。ドラムは骨が抜きやすい部位なので、アレンジ調理もしやすいのが嬉しいポイントです。
ドラムだけにこだわるときのまとめ
ケンタッキーのドラムは、その食べやすさとジューシーさから、多くのファンを惹きつけて止まない部位です。原則として部位指定はできませんが、1~2ピースといった少量の注文や、混雑時間を避けた丁寧な相談によって、お気に入りのドラムに出会える確率は高まります。
また、手に入れたドラムをオーブントースターで温め直したり、お気に入りのサイドメニューと組み合わせたりすることで、おうちでのテイクアウト時間がより贅沢なものになります。部位にこだわりつつも、ケンタッキー独自の秘伝のスパイスが織りなす5つの部位それぞれの個性を楽しむ広い心を持つことが、チキン愛好家への第一歩です。
次回のケンタッキーでは、ぜひ今回のコツを参考に、ドラムを中心とした最高のチキンセットを組み立ててみてください。持ち手をしっかり握って、豪快にかぶりつくドラムの美味しさは、他の何物にも代えがたい幸福なひと時をもたらしてくれます。

